【体操女子】村上茉愛から63年前の金メダルリストは、『 ローマの恋人』

先月の全日本選手権大会でも3連覇を果たした村上茉愛(むらかみ まい)選手が、5月6日のTBS系全国ネット「情熱大陸」に登場する。村上選手といったら、何と言っても昨年、世界選手権の床運動において日本人として63年ぶりとなる金メダルを獲得したことで注目を浴び、紅白歌合戦の特別審査員を務めるなど一躍、時の人である。

あなたは、「日本人として63年ぶりとなる金メダル」という話を聞いた時に、

「じゃあ、63年前に金メダルを獲ったのは誰なのだろう?」

と思ったことはないだろうか?今回は、そんな63年前の金メダリストを紹介します。

池田敬子の経歴

63年前の金メダリスト、それは池田(旧姓 : 田中)敬子さんである。

1954年、大学2年・19歳だった池田さんは、ローマ世界体操競技選手権に出場、平均台で日本女子体操史上初の金メダルを獲得した。その後、村上茉愛選手が2017年に獲得するまで、じつに63年も獲れなかったことを思うと偉大な記録である。

そして、この時の活躍を現地メディアが開催地にちなんで『ローマの恋人』と賞賛したのでした。

その後も活躍を続けながら、結婚・出産をし、1964年東京オリンピックには、「ママさん選手」の先駆けとして参加。体操女子団体初のメダルとなる銅メダル獲得のメンバーとして活躍をした。

選手の晩年期に始めた指導者としての道でものちのオリンピック選手を輩出するなど活躍を続け、全日本ジュニア体操クラブ協議会設立に奔走したり、日体大で名誉学長まで務めた。

84歳になる今でも、体操教室を続けているそうです。

パワフルなおばちゃんですね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

村上茉愛選手も情熱大陸で取り上げられるくらい魅了な選手ですが、

64年前の金メダリスト、 池田敬子さんもローマの恋人であり、ママさん選手の先駆けで、パワフルおばあちゃんとなかなか魅了的な人物なのが分かりました。

64年ぶりの金メダルに注目が集まる機会が多いので、その時は池田敬子さんも思い出してみてはいかがでしょう?